ムーミン谷の夏まつり [新版]

著・原作:トーベ・ヤンソン   訳・解説:下村 隆一   解説:冨原 眞弓  

発売日 2025/06/13
価格 定価:748円(本体680円)
ISBN-13 9784065398463
判型 A6
ページ数 256ページ

ジャスミンの香りにつつまれた6月の美しい午後、火山の噴火がムーミン谷をおそいます。

洪水がおしよせてきて、ムーミン一家は、流れてきた大きなおかしな家に移り住むことに。

なんとそれは、 ”劇場”でした!

舞台監督フィリフヨンクの妻、エンマにおそわりながら、劇を知らないムーミン一家は、自分たちで芝居をやってみることに。

ムーミントロールやスノークのおじょうさんが逮捕されたり、ちびのミイと24人の子どもたちがスナフキンにひろわれたり。

さあ、手にあせにぎる夏至の大冒険がはじまります――!


   

『ムーミン谷の夏まつり(原題 FARLIG MIDSOMMAR)』は1954年に発表された作品で、原題は「おそろしい夏まつり」という意味です。発表された順番だと4番めのムーミンのお話になります。

ながく愛読されてきた児童向けのハードカバー版「ムーミン童話集」(1990年初版 全9巻)の改訂版「ムーミン全集[新版]」が2019年に刊行されました。「しあげの練習」を「リハーサル」、「頭のまげ」を「結った髪」、「うす絹」を「チュール」にするなど、いまの言葉にあわせた、より読みやすいムーミンの物語になりました。

講談社文庫では、1978年からムーミンの物語をご紹介してきました。本書は、2025年小説ムーミン誕生80周年記念として、2019年の改訂版のテキストにあらためた[新版]です。トーベの手になる68点もの挿絵とともに、ムーミンの物語をお楽しみください。


《収録》
解説……下村隆一
ムーミン谷の魅力 4『ムーミン谷の夏まつり』この世は舞台、ひとはみな役者……冨原 眞弓 

*この本は『ムーミン全集[新版]4 ムーミン谷の夏まつり』(2019年講談社刊)の文字づかい等を改めたものです。
*中学生以上漢字にふりがな

(C)Moomin Characters (TM) 

1章 木の皮の船と火を吹く山と 2章 朝ごはんを探しにもぐる 3章 ばけものやしきに住みつく 4章 みえっぱりということ、       そして木の上で寝るのは、危険であること 5章 劇場で口笛を吹くと、どうなるか 6章 公園番へのかたきうち 7章 おそろしい夏まつり前夜 8章 劇の作り方 9章 かわいそうなパパ 10章 劇のリハーサル 11章 ろうや番をだます 12章 手にあせにぎる初演 13章 罰とほうび

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